行事名:平成23年度北海道青少年育成大会
開催日:2011年9月2日(金)10:00
開催場所:道民活動センター(かでる2・7)
開催内容:
«大会趣旨»
青少年を取り巻く環境が大きく変化している今日、地域で活動
している青少年育成関係者が一堂に介し、講演を通じて青少年
を取り巻く諸問題についての認識を深め、併せて道内の各地域
で青少年の健全育成に功労のあった方を顕彰するとともに、各
地区代表による「少年の主張」に耳を傾けて現代の青少年に対
する理解を深めることにより、地域における青少年育成活動の一
層の推進を呼びかける場とするものです。



●佐々木北海道青少年育成者協会会長の開会挨拶



●清田区からは、平岡地区の石川弘さんが北海道社会貢献賞
 を受賞されました。
  昭和63年から札幌市平岡地区青少年育成委員会委員として
  青少年育成事業に取り組む。





●基調講演の講師である南雲明彦氏は、
先天性障害ディスレクシアであることを理解できない
ままに21際まで過ごした実体験を講演していただきました。

・視力が悪いわけではないのに、文字がにじんだりゆがんだり
して読み取れない。文字を書くとマスからはみだす。
偏とつくりが逆になる。

・文字がにじみ、かすみ、揺らいで見える・・・・・・・。
読み書きが苦手だと意識したのは小学生のころ。「みんと同じ
ように出来ないのは怠けているからだ」と自分を責めた。
教師から朗読するよう指されると、笑いをとってごまかす。
読めない自分を悟られぬよう、必死に「おちゃらけキャラ」を演じ
たが、高校2年になって受験モードに入ると、仲間の視線が厳
しくなった。
学校に行くのも、人に会うのもこわくなり、自宅に引きこもった。

・「自分が汚れている」という強迫障害が表れ、一日に何度も
手を洗わずにいられない。3度の転校を経てたどりついたのが
インターネットを活用した通信制高校だった。

・21歳のとき、ボランティアをしようと、ディスレクシアを支援す
るNPOを訪れた。自分も当事者だと、初めて気が付いた。

・同じように苦しむ子のためにも、発達障害を啓発することが
必要だと考え、講演をするようになった。

●読字障害(ディスレクシア)に気づき理解を深めることが
できました。 ありがとうございました。




«少年の主張»

 少子高齢化、国際化、情報化が急速に発展する現代社会にあって、
次代を担う青少年には、広い視野と柔軟な発想を持ち、論理的に物事
を考え、自分の主張を正しく伝える力を身につけることが求められてい
ます。
 このため、他人に対する思いやりの心を育み、自分と異なる意見を持
つ者や異なる立場の者とのコミュニケーション能力を高めるとともに、自
己の意見を主張し、感情をコントロールする力を養成するため、青少年が
意見を発表する機会を設け、未来に向けての夢、社会に対する希望など
を発信してもらうことにより、青少年の健全育成及び非行防止に対する道
民の理解を深める契機となりことを目指しています。

●平成23年度「少年の主張」全道大会発表者16名の中から、
最優秀賞1名・優秀賞3名が選定されました。

最優秀賞 根室 別海町立中西別中学校 3年 盛合 樹
『被災地を明るく照らそう』

*講評(北海道中学校長会幹事 稲童丸 裕)
東日本大震災の被害を目の当たりにし、50年程前のチリ地震の津波で
家を失った祖父そして奇跡的に助かった祖父の話しから、今自分ができ
ることは何かを考え、ポスター作りや募金活動という行動力が強い意志
として伝わってきました。発表者の小さな一つひとつの思いが大きなうね
りとなって、そして日本中に広まっていくということを改めて私たち大人も
考えるきっかけとなりました。発表者はトップバッターということで、かなり
の緊張がありましたが、大変素晴らしい論調でした。

優秀賞 留萌 苫前町立古丹別中学校 1年 永井 星奈
『強く生きるために』


優秀賞 空知 栗山町立栗山中学校 3年 濱谷 珠美 
『和のこころ』


優秀賞 釧路 釧路市立幣舞中学校 3年 田名部 あゆみ 3年
『原点は挨拶』


●中学生らしい感性で捉えていて16名全員が素晴らしかった


«携帯電話の取り扱い注意»