行 事 名 あしりべつ川(厚別川)ヤマメ稚魚放流
開 催 日 2010年5月22日(土)午後2時~
開催場所 北野ふれあい橋下(親水公園)
主  催 北野地区町内会連合会
後  援 社団法人北海道山女魚を守る会・北野地区青少年育成委員会
担   当 北野地区町内会連合会青少年育成部・北野地区青少年育成委員会

≪行事内容≫
○北野地区では、清田区のシンボル&ふるさと遺産である あしりべつ川 をふるさとの川として子どもたちに慣れ親しんでいただくことを目的とし  て、稚魚放流事業に長年取り組んでいます。
 1983年から、ふるさとの川にカムバック「サクラマス」を願いながら、北野ふれあい橋の下でヤマベの稚魚放流を行い、今年で27年目となりま   す。

○午前10時北野まちづくりセンター前集合、
 事前に用意しておいた備品(水槽・バケツ・タモ・横断幕・酸素ボンベ・発電機・揚水ポンプなど)をトラックに積み込み、現地へと向かうともに、広報  車による案内を開始。

○2万5千匹のヤマメの稚魚が、財団法人北海道山女魚を守る会の皆さんの手で、喜茂別町の養殖池からトラックに揺られて北野に到着するのを、 揚水ポンプにより川から水を 水槽に水を入れて待ちます。  無事 到着 ( ^)o(^ )
 袋からヤマメを水槽に移します。 トラックに揺られて少し弱っていたヤマメも元気で泳いでいます。

○今年は過去2・3年なかった晴天に恵まれたので、たくさんの子どもたちがバケツを持って水槽の周りを取り囲んでいます。

○財団山女魚の会豊平支部副支部長芳賀さんよりヤマメのことを詳細に話してもらいました。

○北野地区青少年育成員会林会長の司会により、北野地区町内会連合会濱田会長の主催者挨拶、清田区石倉区長の来賓挨拶の後、濱田会長・石倉区長・北野各小学校校長・清田区選出道会議員・市会議員・顧問・北野各小学校代表2名による花火の合図でのテープカットによりヤマメの稚魚の放流が開始されました。




○子どもたちはバケツにヤマメの稚魚を水槽からタモですくってもらい、大事そうに持って厚別川に放流を行い、「元気に帰ってきて」、「大きくなるんだよ」と声をかけていました。

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《ヤマメ》
ヤマメは、北海道・東北地方では「ヤマベ」とも呼ばれています。
ヤマメ(山女魚・山女)は、サケ目サケ化に属する魚である。
サクラマスのうち、降海せずに、一生を河川で過ごす河川残留型(陸封型)
の固体のこと。北海道から九州までの川の上流などの冷水域に生息する。
河川残留型固体は死亡せずに多回産卵魚となり2回の産卵を行う。
 (陸封型)
元来は海に住む動物が、地形的に海から切り離された河川や湖沼に住み着いた状態。産卵期に川に登る魚などに見られる。

《サクラマス》
 ヤマメの降悔型で日本国内では北海道、本州、九州に分布する。
 産卵期が近づくと体は黒ずみ桜色のまだら模様が現れる。
・・・・・河川を遡上
《北海道山女魚を守る会》
半世紀ほど前から開発の名の下に北海道の河川の環境も悪化の一途を辿り、それに伴いほとんどの河川で普通に見られていいた山女魚の棲息数も激減してしまいました。
それを受け、1973年に有志により設立されたのが、北海道山女魚を守る会です。それ以来毎年山女魚の養殖・放流を続けています。

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○長年に亘りヤマメの稚魚放流にご尽力をいただいておりました、北海道山女魚を守る会豊平支部支部長であり親和町内会会長 井上昌喜(まさよし) さん が本年3月1日にご逝去なされました。
長年のご労苦に対しまして感謝申しあげますとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。